器官培養心臓研究ユニット

研究紹介

組織・器官培養の難しさは、細胞培養技術が進んだ現在でもそう大きく変わりはありません。特に、心臓の器官培養は短期間でも難しく、例を挙げると、マウス胚由来の心臓は短期間生存させることができています(Dyer and Patterson、 2013)。それに対してアカハライモリ胚の心臓培養では長期にわたって培養はできることが報告されています(Taguchiら、1989)。本研究では牛胎児血清を加えたMEM培地などを使い、幼生および幼弱ガエルの心臓器官培養を行いました。培養開始から数日内にペースメーカー細胞を含む静脈洞の拍動異常および形態崩壊が起きました。最近は徐脈および形態崩壊が起きにくくなるように改善し、無尾両生類培養心臓に対する様々な化学物質の反応を調べることができるよう研究を進めています。

スタッフ

助教 花田 秀樹 博士(医学)

リンク

広島大学研究者総覧*

理学研究科「研究者への軌跡」

*「広島大学研究者総覧」では教員の連絡先、教育担当状況、研究業績などが閲覧できます(公開項目は教員によって異なります)。

ユニットからのメッセージ

 研究テーマはいろいろありますが、心臓の器官培養はほとんど上手く行く当てのないテーマの一つでしょう。人と違う仕事がしたくて、このテーマをあえて選びました。ビデオクリップに収めたアフリカツメガエル幼生の心臓は培養開始から20日間を過ぎたものです。しばしご堪能あれ。