これまでにお寄せ頂いた色変わりガエルの情報

"例外こそが生命現象の原理・原則を証明する"


広島大学両生類研究センターロビーにて色変わりを展示しています
アマガエルアルビノ(愛媛・團和恵さん、埼玉・藤田宏之さん提供)
トウキョウダルマガエルアルビノ(埼玉・石黒さん提供)
アマガエル透明アルビノ(福山・金高さゆ里さん提供)
アマガエル2重突然変異体の透明ピンク(広島県熊野町・山田英行さんが作製・提供)
情報のまとめ
1. 三浦 2005 バイオサイエンスとインダストリー 63(11): 11-12
2. 三浦 2009 爬虫両棲類学会報 2009(2): 151-160.
3. Miura et al. 2011 Sexual Development 5: 250-258
4. Miura et al. 2017 Genes and Genetic Systems 92: 189-196
5. Miura 2018 KnE Life Sciences, p97-107

令和6年5月20日更新

<2024年〜1997年>


ニホンアマガエル
2024年5月17日(金)
西山祐美香さんが静岡県富士市で発見
虹色素欠損の黒眼変異体
ただし、眼の虹彩と背中の虹色素は欠損しているが
お腹の虹色素は正常のため、通常の白色
背腹で色素の状態が異なる
写真提供:西山祐美香さん

ニホンヒキガエル
2024年4月13日(土)
竹内優斗さんが神戸市で幼生を発見
写真は昨年の同じ月に採集した幼生を育てたもの
遺伝性のアルビノ
ヒキガエルのアルビノは極めて珍しく、体が弱いため
このサイズまで育てるのは至難のわざ
写真提供:竹内優斗さん

シュレーゲルアオガエル
2024年4月13日(土)
手塚直樹さんが京都府南丹市の山の畑で発見
黄色い斑点は紫色素が抜けている部分と予想される
遺伝性かどうかは不明
写真提供:手塚直樹さん

ニホンアマガエル
2024年4月8日(木)
岩阜ウ道さんが広島大学東広島キャンパスのスペイン広場で発見
虹色素欠損の黒眼変異体
広島大学のアカデミックキャンパスにはアマガエルが生息していないため
今回は初の発見となる
写真提供:岩阜ウ道さん

シュレーゲルアオガエル
2023年5月13日(月)~2024年1月6日(土)
作田宗隆さんが鹿児島県南さつま市で幼生を採集し、飼育したところ
変態後、しばらくして多くがブルーとなる
原因は不明
野外で見つかるブルーは遺伝せず、環境要因が原因と考えられている
黄色素が欠損すると青色となるため、黄色素のカロテノイドが欠損か、構造が変化している可能性がある
なお、黄色素の量が少ないほど、体色の青色は強くなる
写真提供:作田宗隆さん

ヌマガエル
2023年10月28日(木)
高嶋 道子さんが佐賀県基山町で発見
アルビノ。ただし、完全ではない。皮膚の模様が見えることから、メラニンは若干存在する
写真提供:河口 忍さん

タゴガエル
2023年10月26日(木)
田中美代子さんが島根県江津市で発見
目は正常で、体色が黄色いタゴガエル
アカガエルの仲間は4種類の色素細胞をもつが
このカエルは、黒色素と赤色素が無く、全体が黄色に見える
さらに背中の皮膚と足の裏側の一部には虹色素がなく、透けて見える(卵が見える)
黄色素以外3つの色素の形成が全て影響を受けている
本サイトでは初めてのケースで、とても珍しいタイプ
写真提供:田中みゆきさん

ニホンアマガエル
2023年10月22日(日)
平井道子さんがさいたま市で発見
アマガエルは秋になると緑から茶色、白色へと体色が変化する
写真のカエルはその途中過程と予想される
黄色素が少ないので青色の吸収が弱く、少しエメラルド色に見える
写真提供:平井道子さん

ニホンアマガエル
2023年10月16日(月)
桜沢泰成(小5)さんが北海道登別市で発見
7月に変態したアマガエル3匹のうち1匹
とても美しいエメラルド色は、黄色素欠損が原因
欠損が不完全な場合、青色ではなく、このようなエメラルド色や水色になる
写真提供:桜沢裕美さん(母上)

シュレーゲルアオガエル
2023年10月13日(金)
沢尾理沙さんが6月に岐阜で発見した白い透明なオタマジャクシの現在
皮膚の白い部分は紫色素と黄色素が無い
ただし、虹色素があるため、皮膚は透けていない
幼生時代には虹色素が欠損していたが、変態後復活したと予想される
頭部や所々の茶色部分は、紫色素と黄色素が復活しており、ときおり緑にも見える
遺伝子突然変異かどうかは不明だが、ヌマガエルで似たケースが見つかっている
今後、色素が徐々に復活する可能性もある
アオガエルとしては極めて珍しい色彩模様
写真提供:沢尾理沙さん

ヌマガエル
2023年8月11日(金)
安原 智樹さんが兵庫県佐用郡佐用町で発見
黒化型
皮膚に黒色細胞が極端に多いためと予想される
ヌマガエルでは珍しい
写真提供:安原 智樹さん

オキナワイシカワガエル
2023年9月11日(月)
沖縄県国頭村にて平野和己さんが発見
黄色素欠損による青色変異体
2016年にも同様の色彩が見つかっている
写真提供:平野和己さん

ニホンアマガエル
2023年8月18日(金)
富山県滑川市で五島みず(小4)さんと、五島そうた(小1)さんが発見
部分的に虹色素欠損のため、皮膚が透けている(右のカエル。左は正常色)
斑点は虹色素が残っている部分
お腹は内臓が完全に透けて見える
眼の虹彩も無く黒眼に見える
遺伝性かどうかは不明
成長に伴って色素の復活もあり得る
写真提供:五島さん(お母さん)

ニホンアマガエル
2023年8月6日(日)
福岡県築上郡上毛町で原田さおりさんが発見
部分的に虹色素が欠損しているため
その部分の皮膚(首や脚)が透けて見える
遺伝性か後天性かは不明
今後、復活して色彩が元に戻ることもあり得る
写真提供:原田さおりさん

ニホンアマガエル
2023年8月6日(日)
千葉県君津市で金城花依さん(8歳、小三)が発見
5月5日に幼生を発見し、写真は現在の姿
メラニン欠損のアルビノであるが、目に若干メラニンが存在する
そのため、目の部分の皮膚は緑がかって見える
似たタイプは1974年に広島県でトノサマガエルで見つかっている
メスであれば黄色い卵を生むが、数個黒い卵が混じる可能性がある
写真提供:金城花依さん

ニホンアマガエル
2023年7月17日(月)
阿部淳一さんが福岡県行橋市で発見
メラニン色素と虹色素欠損
眼には若干のメラニンが残る
体全体が透けており、肝臓、心臓、血管が見える
5月に福山市で見つかったタイプによく似る
写真提供:阿部淳一さん

ニホンアマガエル
2023年7月22日(土)
三浦壮司郎さんが山口県柳井市で発見
背中だけが黄色
眼は正常であり、横腹にもメラニンによる模様が見える
皮膚にメラニンがありながら、全体が黄色というケースは初めて
モリアオやシュレーゲルアオガエルの紫色素欠損に似ているが
アマガエルはその色素細胞を持っていない
ところが、発見後まもなく、正常な緑色に復帰し始めた
一時的なメラニン欠損だったようである
写真提供:三浦アリサさん

ヌマガエル
2023年7月3日(月)
山本 剛央さんが和歌山県海南市で発見
メラニンが少ない色変わり
ヌマガエルでは比較的多く見つかるタイプ
過去に、徳島、大阪、福岡で似たタイプが見つかっている
写真提供:山本 剛央さん

ヒキガエル
2023年6月13日(火)
林佳枝さんが岐阜県高山市で発見
標高1000付近。だいぶ標高が高い
黒化型。おそらく皮膚の黒色細胞が多い
山地では逆に真っ赤なヒキガエルも見つかる
写真提供:林佳枝さん

ニホンアマガエル
2023年5月13日(土)
金高さゆ里さんが広島県福山市で発見
発見当時はオタマジャクシで、現在はカエルに変態したところ
メラニンと虹色素が欠損。眼にはメラニンが若干存在する
複数見つかっているので、遺伝子突然変異が原因
皮膚にメラニンがないので黄色を帯びており、
虹色素がないので、体全体が透けている
お腹の黒っぽく見えるのは肝臓
写真提供:金高さゆ里さん

ヒキガエル
2023年6月9日(金)
江口一宏さんが東京都板橋区で発見
背中に細い背中線がある
なな、東京ではニホンヒキとアズマヒキが人為導入によって混在、混血している
鼓膜のサイズからはニホンヒキに見える
写真提供:江口一宏さん

ニホンアカガエル
2023年6月5日(月)
京都府丹後地域で発見
アルビノだが皮膚の一部に透明感がある
発見:京都大学
写真提供:京都大学

シュレーゲルアオガエル
2023年6月6日(火)
勝亦康雄さんが静岡県御殿場市で発見
アルビノだが眼には若干のメラニンが見られる
しかも、個体によって目の黒さが違う
遺伝子突然変異だが、その遺伝子発現は後天的に修飾を受けている可能性がある
大変珍しく、おそらく当HPでは初めてのケース
写真提供:勝亦康雄さん

ナゴヤダルマガエル
2023年6月4日(日)
中津元樹さんが兵庫県加古川市で発見
背中が翡翠(ひすい)色
青みがかっているのは、黄色素の異常が想定される
緑色が濃いのは、最下層の黒色細胞のメラニンが上方にも拡散している可能性がある
非常に珍しい色彩のカエル
写真提供:中津元樹さん

ヤマアカガエル
2023年5月20日(土)
仁井心蓮(にい ここは)さんと青井結香(あおい ゆいか)さんが広島県庄原市で発見
皮膚と眼のメラニン欠損による典型的なアルビノ
チロシナーゼ遺伝子の突然変異が原因と予想される
ヤマアカガエルのアルビノは発見例が少ない
写真提供:仁井裕二郎さん

シュレーゲルアオガエル
2023年5月16日(火)
沢尾理沙さんが岐阜県白川町で1匹発見
体が透明で、目が黒いオタマジャクシ
皮膚のメラニンと虹色素が欠損しているが、目にメラニンは蓄積している
脳や内臓がはっきりと見える
大変珍しく、当サイトでは初めての発見。
2015年にモリアオガエルで似たケースが島根県で見つかっているが
カエルにまで育っていない
おそらく遺伝子突然変異が原因
写真右は変態後、6月21日撮影
写真提供:沢尾理沙さん

トウキョウダルマガエル
2023年5月5日(金)
土屋雅人(6歳 小1)さんが長野県佐久市で発見
右目だけ虹彩が無い
虹彩を形成する虹色素が欠損している
ただし、体の皮膚の虹色素は正常であり、皮膚は背腹とも透けていない
後天的に(発生・成長の過程で)虹彩のみ虹色素が形成されなかったと考えられる
遺伝性は不明
写真提供:母・土屋志保さん

ニホンヒキガエル
2023年4月17日(月)
神戸市で 竹内優斗さんが4匹を発見
メラニンと虹色素の両方が欠損
白っぽく、体が透けている(写真左側2匹)
眼にはメラニン色素が若干見られる
複数同時発見により、おそらく遺伝子突然変異
ヒキガエルの色変わりは発見例が少なく、大変珍しい
写真提供:竹内優斗さん

ニホンアマガエル
2022年10月9日(日)
兵庫県たつの市で安原 智樹さん(生き物大好き小学6年生)が発見
茶色に緑のスポットと黄色の薄い模様が見える
黄色の模様の部分は本来、黒い模様が出現する場所
色変わりなのか、正常範囲内の色彩変化なのかは不明
写真提供:安原 智樹さん

ニホンアマガエル
2022年9月27日(火)
香川県高松市で岡田桂子さんが発見
背中にVの字の模様
黒い部分は黒色細胞と予想されるが
これが模様なのか、傷跡なのかは不明
模様とすれば、とても異質。これまで発見例は無い
写真提供:岡田桂子さん

ニホンアマガエル
2022年7月16日(土)
栃木県さくら市で石川 楓(7歳), 晃己(5歳)くんが発見
典型的な虹色素欠損
皮膚は透けており、虹彩がないので黒目とも呼ばれる
写真提供:石川康幸 (父)さん

トノサマガエル
2022年8月
大阪狭山市で内山 湊くん(6)と碧くん(8)が発見
トノサマガエルの典型的なアルビノだが
眼にはメラニンが少し見える
写真提供:内山真さん

ニホンアマガエル
2022年8月30日(火)
鳥取県南部町で赤井さん発見
黄色素が部分的に欠損
写真提供:桐原真希さん

ヌマガエル
2022年7月3日(日)
鳥取県南部町で西田さんが発見
メラニン欠損の典型的なアルビノ
写真提供:桐原真希さん

トノサマガエル
2022年6月15日(水)頃
長野県松本市で小林寛次(10才)くんが発見
皮膚のメラニン欠損。ただし、目は正常
写真の左が幼生、右が変態後
1999年に同市で発見されて以来、23年ぶりの再発見
今回、色変わりの原因遺伝子が世代を経て維持されてきたことを示す
写真提供:小林舞美さん(お母さん)

ニホンアマガエル
2022年8月15日(月)
秋田県大館市で佐藤 龍義(7才)くんが発見
青色に緑のブチ
秋田の大雨の最中、家庭菜園畑で発見
緑が斑紋状に現れているところが珍しい
写真提供:佐藤 愛(12才)さん

ヤマアカガエル
2022年6月6日(月)
長野県飯田市で平 和久さんが発見
アルビノだが、メラニンがだいぶ作られており
皮膚の模様が見える
アカガエル類での色変わりは珍しい
写真提供:平 和久さん

ニホンアマガエル
2022年7月12日(火)
長野県飯田市で平 和久さんが発見
眼だけ、虹色素欠損のため虹彩がない
2021年、愛媛県宇和島市でも同様のタイプが見つかっている
写真提供:平 和久さん

ニホンアマガエル
2022年7月17日(日)
山梨県北杜市で倉松帝嘉(たいが)君が発見
各地の田んぼ巡りと水生昆虫や生態系調査が趣味の8歳
黄色素欠損
緑の葉の上でもブルーは目立つ
写真提供:お母さん

ニホンアマガエル
2022年6月12日(日)
愛媛県宇和島市で松田未帆さんが発見
虹色素欠損、黒眼と呼ばれる
お腹は完全に透けて見える
写真提供:松田未帆さん

トウキョウダルマガエル
2022年5月30日(月)
埼玉県川越市で石黒良介さんが発見
3年連続で同じ水田に出現
アルビノだが、メラニン色素が若干存在する
写真提供:石黒良介さん

モリアオガエル
2022年5月27日(金)
新潟県南魚沼市で大平十有(おおだいら じゅう)君(赤石小学校,9歳)が発見
紫色素の欠損
写真提供:加藤大智さん

シュレーゲルアオガエル
2022年4月28日(木)
愛媛県上浮穴郡久万高原町で発見
黄色素の欠損
面河山岳博物館で展示予定
写真提供:安田昂平さん

ウシガエル
2021年11月7日(日)
林 信彦さんが三重県名張市で発見
メラニンと虹色素の部分欠損
眼の虹彩も欠如
皮膚の黒い部分は今後拡大していく可能性がある
このまま越冬し、来春には変態する
写真提供:林 信彦さん

ニホンアマガエル
2021年10月23日(土)
三谷勇翔さん(小学6年)が香川県三豊市で発見
虹色素が欠損
眼の虹彩も欠如
ニホンアマガエルと予想されるが、お腹、特に大腿部が黄色い
アマガエルでは通常は白い
写真提供:お母さん

ヌマガエル
2021年9月23日(木)
井上治美さんが福岡県朝倉郡筑前町で発見
眼と皮膚の両方で虹色素が部分的に欠損 黒色素(メラニン)も少ない
まだらな表現型を示す
写真提供:井上治美さん

ウシガエル
2021年10月1日(金)
手見野典子さんが鳥取県八頭郡八頭町で発見
白いオタマジャクシ
虹色細胞が増殖しているため、全体が白く見える
1000-2000匹に1匹程度が後天的に出現する
たいてい変態できずに死亡する
今回、お孫さんの小学校(鳥取市立面影小学校の盛田恭司校長先生)を経由しての情報提供
写真提供:手見野典子さん

ヌマガエル
2021年7月22日(木)
R・山本さんが大阪府高槻市で発見
白い(黄色い)オタマジャクシ
虹色細胞が増殖しているため、全体が白く(黄色に)見える
9月19日にオタマジャクシのままで突然死亡
発見した水田に白い成体が確認されたということから
変態できるのかもしれない
ただ、ヌマガエルは通常1ヶ月程度で変態するので、やはり今回の幼生期間は長い
写真提供:R・山本さん

エゾアカガエル
2021年7月30日(金)
徳田龍弘さんが北海道遠軽町で発見
頭部だけ黒色素が抜けている
後天的に全体の黒色素が抜け、発生に伴って復活している可能性がある
似たケースは成体でも稀に見つかる
写真提供:徳田龍弘さん

シュレーゲルアオガエル
2021年10月5日(火)
宮園順子さんが茨城県竜ヶ崎市で発見
卵塊を採取後、飼育下で薄い青色に育った
昨年も同様であったが、今年は別の水田でも出現
左図は昨年の個体で、眼の虹彩が薄くなりつつある
これは虹色素の減少による
写真提供:宮園順子さん

ニホンアマガエル
2021年9月3日(金)
燒吉信さんが新潟県佐渡市で発見
美しい水色のアマガエル
写真提供:神蔵由江さん

ニホンアマガエル
2021年7月24日(水)
学童保育所どんぐりの子どもたちが長野県上田市で発見
体がほぼ透明 眼は黒い
皮膚では3種類すべての色素細胞の色素が欠損
ピンク色は血液の色による
ところどころのシミでは色素が復活し、拡大する可能性がある
腹側から内臓もよく見えており、これほどの透明度はなかなか発見されない
写真提供:岡田さん

ニホンヒキガエル
2021年9月15日(水)
遠藤宣佳さんが岡山県真庭市で発見
背中線をもつヒキガエル
基本、ニホンヒキガエルは背中線をもたないが、
稀に発見されることがある
大変めずらしい
背中線は1つの遺伝子の機能で形成されるので、その突然変異と予想される
写真提供:遠藤宣佳さん

シュレーゲルアオガエル
2021年9月14日(火)
三橋邦子さんが千葉県茂原市で発見
紫色素欠損
アオガエルでは変態後、真皮の黒色細胞が退化し、代わりに紫色細胞が分化する
アルビノと似ているが、メラニンが存在するため眼は正常
写真提供:三橋邦子さん

トノサマガエル
2021年9月6日(月)
成瀬 心斗さんが岐阜県恵那市の水田で発見
頭部と左側部が青色
今年は青いトノサマガエルの発見が多い傾向
写真提供:成瀬 心斗さん

モリアオガエル
2021年7月15日(木)
藤井康子さん(80歳)が静岡県掛川市で発見
浮腫の幼生
発生異常による単独発生
藤井さんの家には毎年モリアオガエルが訪れ、
15−20個の卵塊を木の枝や壺に産みつける
産卵地の新規開拓の結果らしく、すでに数世代を経て定着した
なんと、水溜りのない路上の木の上にも産卵する
藤井さんは卵塊を全て回収して育て、変態後、野外に放つ
写真提供:藤井康子さん

ニホンアマガエル
2021年8月29日(日)
大野 美恵子さんが千葉県八街市で発見
下半身が壁の隙間に埋まった状態から脱出した状態
カエルの色素細胞は主に真皮に存在するが、模様や斑点は表皮の黒色細胞が表す
背景が暗くなると表皮の黒色素が拡散して模様が浮かび上がる仕組み
今回、暗闇にあった下半身だけに模様が出現した
背景に応じて変化するカエルの模様について知る好例
写真提供:大野 美恵子さん

ニホンアマガエル
2021年6月初旬
北海道千歳市でM.かずみ M.亜蓮 M.寧音さんが発見
虹色素欠損だが、背中の真ん中部分だけが正常
お腹は透けている
香川県で5月に発見されたツートンタイプに似ている
写真提供:M.かずみさん

トウキョウダルマガエル
2021年6月19日(土)
石黒良介さんが埼玉県川越市で発見
うっすらと眼にメラニンが残るアルビノ
昨年も同じ場所で見つかっている
今回が2度目
写真提供:石黒良介さん

ヌマガエル
2021年7月7日(水)
天満百華(10歳)さんと天満椛(10歳)さんが徳島県鳴門市で発見
黒色素と虹色素が少ない
皮膚に透明感がある
福岡、大阪で発見された個体とよく似ている
写真提供:天満勝美さん(お母さん)

アマガエル
2021年7月16日(金)
大森 ひろこさんが愛知県一宮市で発見
眼が正常で、皮膚のメラニンが欠損のアルビノ
皮膚に透明感があり、虹色素の欠損もうかがわれる
同じ場所で2匹発見されたことから、遺伝子突然変異と予想される
5月に愛媛県東温市で発見された色変わりに似る
写真提供:大森 ひろこさん

ヌマガエル
2021年7月24日(土)
崎野 俊樹さんが福岡県直方市で発見
黒色素と虹色素が共に少なく、皮膚は黄色でお腹は透ける
東大阪で見つかった先の色変わりと非常によく似ている
写真提供:崎野 俊樹さん

ヌマガエル
2021年7月15日(木)
南 櫻子さん・潤之介さくんが大阪府東大阪市で発見
黒色素と虹色素が共に少なく、皮膚は黄色でお腹は透ける
眼の虹彩も不完全
当サイトでは初めてのケース
写真提供:南 櫻子さん・潤之介くん

アマガエル
2021年7月5日(月)
松田琉功(10)くんと未帆さん(母上)が愛媛県宇和島市で発見
眼が黒く、背中は緑のアマガエル
眼だけで虹色素欠損というケースは珍しい
写真提供:松田未帆さん

アマガエル
2021年7月3日(土)
菊地秋斗くん(小1)が神奈川県足柄上郡で発見
昨年に続き、複数匹(2匹)が同じ街に出現
青色を誘導する環境要因があるのか、遺伝するのか
写真提供:菊地さん(父上)

モリアオガエル
2021年6月15日(火)
仲村昇さんが長野県天龍村で発見
斑紋型のモリアオガエル
通常、斑紋は黒い縁取りで暗い茶色を呈するが、これは黄色に近い
しかも斑紋の領域が広いため、全体がマダラ模様になっている
斑紋部の色素細胞の配置はまだ調査されていないため不明
今回のようなケースはこれまでに報告がない
写真提供:仲村昇さん

アマガエル
2021年5月30日(日)
愛媛県東温市で梅木さんが発見
虹色素と黒色素の欠損
眼は正常に近い
写真提供:梅木さん

アマガエル
2021年6月12日(土)
團和恵さんが愛媛県松山市の水田で発見
メラニン欠損のアルビノと眼が黒いアルビノ
この2種類のアルビノは兄妹かもしれない
同様の黒目のアルビノは、37年前(1974年)に岡山県新見市で発見されている
なお、松山の集団では過去7年間連続して出現している、と言うこと
写真提供:團和恵さん

トノサマガエル
2021年6月6日(日)
仁ノ内唯さんが東広島市西条田口(広島大学近く)の田んぼで発見
典型的な虹色素欠損。おそらく遺伝子突然変異
虹彩(本来、虹色素を含む)がないため、黒眼と呼ばれる
初の広島大学生による投稿
写真提供:岩崎元道さん

トノサマガエル
2021年5月23日(日)
今久保響生(ひびき)くん(9歳)が大阪府能勢町の田んぼで発見
黄色素欠損の青いトノサマガエル
写真提供:今久保綾子さん(母上)

アズマヒキガエル
2021年5月3日(月)
二渡葉月さんが東京都江戸川区の池で発見
虹色素過剰の黄金のオタマジャクシ
変態しきれず、まもなく死亡
2009年に同様のオタマジャクシが東京都で見つかっている
遺伝子異常と予想されるが、虹色素の過剰と変態異常の関係は不明
写真提供:二渡光夫さん(父上)

ニホンアママガエル
2021年5月21日(金)
高嶋 凛さんが鳥取市で発見
黄色素欠損による鮮やかなブルー
なお、遺伝子突然変異ではないが、原因はよくわかっていない
色変わりとしては発見率が最も高いが、
1個体での発見がほとんどである
また、青いオタマジャクシは発見されたことがない
理由として、3種類の色素細胞は変態してカエルになる時に縦に並び、初めて緑色を発色できるため
写真提供:高嶋 智子さん

トノサマガエル
2021年5月16日(日)、23日(日)
豊川南小学校3年の赤神然くんが和歌山県橋本市で発見
16日(左)、23日(右)に1匹ずつ、合計2匹を同じ場所で発見
2個体同時発見は稀
黄色素欠損
写真提供:赤神然くん

ツチガエル
2021年5月15日(土)
小学1年の大野開惺(かいせい)君、岩崎心湊(みなと)君が新潟県十日町市で発見
黒色素と虹色素の部分欠損
眼の虹彩も不完全
遺伝性か否かは不明
今後、皮膚の黒い部分が広がっていく場合、正常色に戻る可能性もある
非常に珍しいケース
写真提供:自然科学館「森の学校」キョロロの富塚茂和研究員

チョウセンヤマアカガエル (Rana uenoi)
2021年4月18日(日)
松尾公則さんが対馬市美津島町で発見
完全アルビノ
アカガエルのアルビノは発見例が少ない。
とくに、チョウセンヤマアカでは初めて
写真提供:松尾公則さん

アズマヒキガエル
2021年5月18日(火)
平野遼さんが群馬県藤岡市で発見(子ガエル)
黒色素と虹色素の部分欠損(左)
虹色素の欠損(右、黒色素が残る?)
黄色素に関しては不明
ヒキガエルの色変わりは発見例が少ない
今回、2種類の色変わりが兄妹の中に見つかった可能性がある
写真提供:平野遼さん

ニホンアマガエル
2021年5月18日(火)
宮武志保さんが香川県丸亀市で発見
黒色の部分は虹色素欠損
お腹の中心部は透けている。虹彩がない黒眼
背中は正常であり、珍しいツートンのパターン
写真提供:宮武志保さん

トウキョウダルマガエル
2021年5月15日(土)
小学三年生の多以良 龍聖くんが茨城県すみがうら市霞ヶ浦湖畔で発見(2020年8月10日)
黄色素欠損部分(青色)がまだらに配置
青と緑のコントラストが美しい。現在も飼育中
写真提供:多以良 龍聖くん

アマガエル
2021年5月2日(日)
七ッ河さんが広島県世羅町で発見
黄色素欠損
今年最初の発見
写真提供:七ッ河さん

カジカガエル
2021年4月28日(水)
池田 駿輔さんが静岡市内葵区で発見
全身が赤い
黄色細胞内のカロチノイドかプテリジンの赤色か?
詳細は不明
写真提供:池田 駿輔さん

ニホンヒキガエル
2021年4月18日(日)
渡部善正さんが高知県梼原町で発見
黒色細胞の数が多いため全身が黒いと予想される
写真提供:渡部善正さん

アマガエル
2020年11月8日(日)
堀江将也くん(7才)が千葉県成田市で発見
黄色素欠損
冬に向けて青色は薄くなるが、この時期この鮮やかさは珍しい
写真提供:飯野沙織さん

モリアオガエル
2020年10月6日(火)
加藤智士さんが島根県大田市温泉津町で発見
紫色素欠損
皮膚色はアルビノに似るが、眼の色は正常
発見例は少ない
写真提供:加藤智士さん

ヌマガエル
2020年9月14日(日)
末廣 京さんと末廣 世さんが兵庫県加西市網引町で発見
虹色素欠損
体は透明感があり、眼は黒い
写真提供:お母さん

シュレーゲルアオガエル
2020年8月
宮園順子さんが茨城県龍ヶ崎市で発見
部分的に虹色素欠損
幼生期にはお腹が透けるが、変態後徐々に回復
写真提供:宮園順子さん

アマガエル
2020年8月12日(水)
山野愛桜さんとお父さんが神奈川県足柄上郡で発見
三度、黒いアマガエル
虹色素欠損でお腹は透ける
虹色素による光の反射がないため、黒色~茶色が表面に強く出る
青いアマガエル、不完全アルビノ、黒いアマガエルが同地域発見となる
写真提供:愛桜さんのお父さん

トノサマガエル
2020年7月31日(金)
井上幸太郎さんが愛知県刈谷市で発見
メラニン欠損の典型的なアルビノ
ナゴヤダルマガエル も同所的に生息しているので
種の正確な同定はできていない
井上さんは本業の傍、爬虫類の調査保護活動も行っている
写真提供:井上幸太郎さん

アマガエル
2020年7月12日(日)
三浦 雄史(タケフミ、5歳)、佳久(ヨシヒサ、3歳)君が栃木県塩谷郡高根沢町で発見
再び、黒いアマガエル
通常、お腹の白さは虹色細胞の色素が光を反射するためであり、
この色素がないとお腹が透けてしまう
胃腸(白)と肝臓(赤)が見える
写真提供:三浦由佳さん

アマガエル
2020年7月17日(金)
歌谷昌之さんが山形県村山市で発見
黒いアマガエル
虹色細胞の色素が欠損する遺伝子突然変異
お腹が透けており、眼は黒く虹彩がない
写真提供:歌谷美貴さん

アマガエル
2020年7月16日(木)
高嶋ひより(9歳)さんが神奈川県足柄上郡開成町で発見
再び、青いアマガエル。山野さん発見とは別地点
開成町は青いアマガエルが多いのか
写真提供:高嶋さん

アマガエル
2020年7月7日(火)
小木曽あゆみさんが長野県上田市で発見
アルビノのようであるが緑色の部分も多く、眼の色彩も正常
以前、ツチガエルで見つかった似た色変わりは次第に正常色が復活した
遺伝子突然変異かどうかは不明
写真提供:小木曽あゆみさん

アマガエル
2020年7月4日(土)
山野愛桜さんとお父さんが神奈川県足柄上郡で発見
青色3匹とアルビノ1匹を同時発見
複数の青いアマガエルが同時に一ヶ所で見つかるのは今回が初めて
アルビノが一緒というのも例がない
お父さんによると青いアマガエルは比較的容易に見つかるという
青い色は遺伝せず、その発現機構は不明だが、
この地域にそのヒントが見つかるかもしれない
なお、アルビノにはメラニン色素がわずかに存在する
写真提供:愛桜さんのお父さん

アマガエル
2020年7月2日(木)
小原裕美さんが岩手県北上市で発見
眼が正常なアルビノ
写真提供:小原学さん

トウキョウダルマガエル
2020年6月13日(土)
石黒良介さんが埼玉県川越市で発見
メラニン欠損のアルビノだが、わずかにメラニンが存在する
複数匹の幼生を発見し、飼育後に変態
写真提供:石黒良介さん

ヌマガエル
2020年6月19日(金)
石井琉貴羽(中一)・柚貴(小4)君が千葉県館山市佐野で発見
背中の皮膚と眼の形成が異常(眼は21匹中14匹)
色素と眼の両方の形成に関与する遺伝子の突然変異と予想される
色変わりとしては大変珍しい
写真提供:石井衣里さん

トノサマガエル
2020年5月15日(金)
近藤 快音(12) 芯(10) 慶(6)君の三兄弟が岐阜県海津市で発見
黄色素欠損の青いトノサマガエル
5月15日の地元新聞で紹介
アクアトト岐阜へ提供
写真提供:お母さん

ウシガエル
2020年5月13日(水)
三浦恵美さんが青森県弘前市で発見
皮膚は黄色だが、メラニン色素が少し存在する。不完全なアルビノ
1980年代に栃木県で発見されたタイプに似る
写真提供:三浦 恵美さん

シュレーゲルアオガエル
2020年4月19日(金)
宮園順子さんが茨城県龍ヶ崎市で発見
飼育中の幼生に出現した双頭のオタマジャクシ
発生初期の過程に異常が生じたケース。非常に珍しい。
残念ながら変態前に死亡
写真提供:宮園順子さん

タゴガエル
2019年9月6日(金)
山路 稜子さん(面河山岳博物館)が愛媛県久万高原町で発見
タゴガエルの白色変異
虹色細胞による白色と予想されるが、詳細は不明
写真提供:山路 稜子さん

アマガエル
2019年9月11日(水)
愛媛県砥部町の草地で中村秀さん(砥部町在住)が発見
眼にメラニンがわずかに残るアルビノ(そのため眼球が緑に着色)
チロシナーゼ変異で不完全のケースか(文献2を参照)
全く原因が異なる遺伝子変異の可能性もある
写真提供:山路 稜子さん

アマガエル
2018年9月1日、2015年8月1日
猪野明男さんが千葉県八街市で発見
過去の発見であるが、2度出現
眼は完全に正常。皮膚が黄色
写真提供:猪野明男さん

トノサマガエル
2019年8月22日(木)
本庄幾代さん(雲風農園)が愛媛県久万高原町で発見
眼が正常で皮膚が黄色。皮膚にはかすかに黒い部分が見える
この眼と皮膚のパターンには2つのタイプがある
一つは、この色彩を維持するタイプ
もう一つは、やがて正常な色彩に戻るタイプである
2017年に高島で発見されたツチガエルは現在、正常色に戻っている
一方、1999年に見つかったトノサマガエルのケースは世代を重ねても同じ色彩である
本庄幾代さんはこの色変わりを”雲風珍(うんぷうちん)”と命名
面河山岳博物館にて展示している
写真提供:山路 稜子さん(面河山岳博物館)

アマガエル
2019年8月22日(木)
外崎麻衣子さんが北海道伊達市有珠町で発見
青と緑のハーフ/ハーフ
皮膚が青色になる原因究明がますます混迷するような写真
写真提供:外崎麻衣子さん

アマガエル
2019年8月8日(木)
仁科晴香さんが静岡県三島市のご自宅庭で発見
皮膚の虹色素欠損。お腹も透けている
ただし、眼は正常
写真提供:仁科 晴香さん

ツチガエル
2019年8月9日(金)
吉池創祐君(小学2年)が長野県上田市で発見
メラニン欠損の典型的なアルビノ
中国地方以外では初めての発見(三浦が調べたい地域)
写真提供:吉池春香さん

ヤクタゴガエル
2019年7月24日(水)
高見利将さんが屋久島白谷雲水峡で発見
黄色素、虹色素、メラニン色素の部分的欠損と予想されるが詳細は不明
痩せて病的にも見える。室内飼育でも黄色素や虹色素の自然欠損はある
眼は正常。これまでに発見例がないタイプ
写真提供:高見利将さん

ツチガエル
2019年7月15日(月)
岩田富美恵さんが鳥取県西伯郡南部町の水田で発見
メラニン色素欠損の典型的なアルビノ
ツチガエルでの発見例は少ない
当センターではこれまで三次市と鳥取市からの報告がある
三次アルビノの遺伝子解析については文献4を参照
写真提供:桐原真希さん

カジカガエル
2019年5月6日(月)
杉浦佑さんが静岡市で発見
皮膚と眼両方のメラニン色素の部分的欠損と眼の虹色素欠損
皮膚の虹色素に異常は見られない(お腹が透けていない)
カジカガエルの完全アルビノは島根県で1例報告されているが、
このタイプは初めて(右は正常個体)。色素異常の組み合わせもこれまでに例がない
写真提供:杉浦 佑さん

アマガエル
2019年7月13日(金)
鹿児島県姶良市にて伊藤陽寧(ようねい)くん(6歳)が発見
幸せを運ぶ青いアマガエルです
写真提供:伊藤和美さん(お母さん)

ニホンアカガエル
2019年7月6日(土)
茨城県石岡市の休耕田にて宮本虎太郎くん(8歳)が発見
皮膚のメラニン色素が減少したため、赤色が鮮やかに出ている例(目は正常)
2008年につくばで発見された白色卵の子孫からも同様の赤が出現している
なお、この赤色ガエルはオタマジャクシの時は白い
<文献2を参照>
この赤色は、メンデル遺伝をしないため、遺伝子の変異かどうかは不明
アカガエルは黄色、虹色、黒色の3種類の色素細胞に加えて
もう一つ、赤色細胞が真皮の最下層にあり、皮膚の赤色を表現している
今回、この赤色細胞の赤色素が全面に出た
写真提供:宮本虎太郎くんのお父さん

アマガエル
2019年7月2日(火)
玄関に降ってくるほどアマガエルがいると言う、
千葉県印西市にて山田莉穂(娘)貴恵(母)さんが自宅玄関で発見
皮膚のメラニン色素と虹色素が欠損(眼も同様)
黄色素だけが残る
珍しいタイプ
写真提供:山田莉穂さん

ヌマガエル
2019年6月30日(日)
愛知県にて三輪謙太郎さんが水田で発見
虹色素欠損のため皮膚が透けている
写真提供:三輪謙太郎さん

アマガエル
2019年6月14日(金)
宮城県仙台市鶴ケ谷にて鈴木千早ちゃんが水田で発見
皮膚のメラニン欠損(眼においても部分的欠損)
虹色素も異常のため、皮膚が透けている
残念ながら変態前に浮腫で死亡
写真提供:鈴木由起子さん

トウキョウダルマガエル
2019年5月18日(土)
茨城県潮来町で宮本虎太郎くん(8歳)が水田脇の水路で発見
皮膚の色素細胞内の虹色素(部分的)と黒色素が欠損。皮膚が少し透けている
2015年7月に茨城県石岡市で似たような色彩変異個体が発見
同様の変異体はトノサマガエルでも報告されており、1974年に岡山県で発見されている
写真提供:虎太郎くんのお父さん

トウキョウサンショウウオ
2018年の3月25日
栃木県で富森祐輔さんが発見。
おそらく、体色と眼の色は正常で卵だけが白い突然変異
以前、カスミサンショウウオやヒキガエルでも同様の胚が発見された
写真提供:富森祐輔さん

バンダイハコネサンショウウオ
2017年の11月18日
新潟県で富森祐輔さんが幼生を発見。育てる。
虹色素欠損の黒眼突然変異
有尾類では珍しい
写真提供:富森祐輔さん

ナガレヒキガエル
2017年の10月28日
奈良県で富森祐輔さんが発見
ここまで赤いヒキガエルは珍しい
写真提供:富森祐輔さん

ヤマアカガエル
2018年3月3日発見、7月13日連絡
神奈川県鎌倉市で渡邉義忠さんが発見
典型的なアルビノ。アカガエル類ではかなり珍しい
メラニン色素がないので、赤色素が明瞭に確認できる
2017年にアルビノが出るという地域の卵塊を育て、その次の世代にアルビノが出現した
ヘテロ同士の交配と予想され、アルビノの比率はほぼ25%であった
写真提供:渡邉義忠さん

モリアオガエル
2018年5月31日
新潟県十日町市南雲敏夫さんが発見
黒いモリアオガエル
2012年敦賀市で見つかった個体に似る
写真提供:南雲敏夫さん

アマガエル/シュレーゲルアオガエル
2018年5月18日
茨城県竜ヶ崎市宮園順子さんが幼生から飼育(越冬)
1つの水田から多数のペパーミント色のシュレーゲルアオガエルとアマガエル
遺伝か環境か?
写真提供:宮園順子さん

イボイモリ
2018年3月21日
沖縄県大宜味村で城間大輝さん(琉球大)が発見
赤色素細胞(Xanthophore)が全身に分布する、いわゆるゼンブアカイボイモリ
初めての報告で大変珍しい
写真提供:城間大輝さん

シュレーゲルアオガエル
2017年9月17日現在
茨城県竜ヶ崎市で宮園順子さんが発見
2013年と同じ場所で2度目の発見
眼の虹色素欠損、お腹は正常
同じ場所からの発見ということで、遺伝性の可能性あり
写真提供:宮園順子さん


ヌマガエル
2017年9月10日(日)
鳥取県倉吉農業高校で発見
発見者は、梅林大聖さん、杏柚奈さん、瞭成さんの3名
メラニン欠損ではあるが、不完全
皮膚と眼に微妙に黒い色素が残っており、灰色に見える
ヌマガエルでは初めてのケース
写真提供:発見者


ウシガエル
2017年6月30日(金)
青森県おいらせ町で小山田松男さんとお孫さんが発見
背中の皮膚では黄色、虹色、黒色細胞の色素が欠損ないし不完全
眼の虹色色素も無いため、虹彩がなく黒眼となっている
2016年、滋賀県高島市で小谷さんが発見した個体に似る
アメリカから移入された外来種であることから、
原因遺伝子は両者で共通している可能性がある
写真提供:小山田松男さん


ツチガエル
2017年8月8日(火)
滋賀県高島市山中で小谷富士夫さんが発見
黄色い背中の皮膚に色素が復活した黒いスポットが見られる
眼の色彩は正常
1999年、高知県で発見されたヌマガエルに似ているが
ツチガエルでは初めてのケース
写真提供:小谷富士夫さん


ブチサンショウウオ
2017年8月1日(火)確認
広島県産個体を世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふにて飼育下繁殖
飼育担当は田上正隆さん:3月28日に1卵塊から発生した7匹中の1匹
目は正常に近いが、皮膚が白っぽい
ブチサンショウウオではおそらく初めてのケース
写真:田上正隆さん提供


アマガエル
2017年7月17日(月)
北海道東神楽町にて
谷村佳則さんが発見
目が正常で皮膚が黒色
虹色細胞に異常は見られない
その後、皮膚の緑色が復活
写真:谷村佳則さん提供


アマガエル
2017年7月8日(土)
石川県野々市市にて
今多一樹さんが発見
目が正常で皮膚が黄色
写真:今多一樹さん提供


トノサマガエル
2017年6月
岡山県新見市にて発見され
定岡景子さんが譲り受ける
眼が正常で皮膚が黄色
写真:定岡景子さん提供


アマガエル
2017年6月7日(水)
東広島市河内町にて
宗政 愛さんが三匹発見
メラニン欠損の典型的なアルビノ
写真:宗政 愛さん提供


モリアオガエル
2017年5月26日(金)
新潟県十日町市にて
南雲 敏夫さんが発見
同市では2012-2014年にもモリアオの色変わりが見つかっている
全面に紫色細胞の色が出ていることから
紫色細胞の過多が原因か?
詳細は皮膚の顕微鏡観察が必要
写真:南雲 敏夫さん提供


ヌマガエル
2016年6月24日(金)
岐阜県羽島郡笠松町米野にて
5匹ほど発見
アクア・ととギフへ持ち込まれる
2009年にも同じ場所で発見
変態が不完全となり死亡すると予想される
黄色い皮膚は虹色細胞の過剰による
写真:田上正隆さん


ウシガエル
2016年9月24日(木)
滋賀県高島市にて
小谷富士夫さんと田中光徳さんが発見
おそらく、皮膚の3種類の色素細胞ないし色素が全て欠損
とても珍しい
ただし、右前肢には黒い色素が残る
1999年発見の色素復活型ヌマガエルに似る


オキナワイシカワガエル
2016年9月21日(木)
沖縄県国頭村にて
松田香大さんが発見
青い色彩の2個体


トノサマガエル
2016年8月11日(木)
東広島市高屋町にて
大西康博さんが発見
青いトノサマ同士を交配しても青いトノサマは産まれない
ただし、その子孫の緑が多少青みがかる傾向は見られた
それゆえ、青さの原因は少なくとも単一遺伝子の変異ではないと予想される


アマガエル
2016年7月5日(火)
新潟県十日町市、あじさいの葉の上
金子聖子さんがご実家で発見
金子さんのご指摘:
過去、十日市から色変わりの報告が多い


トノサマガエル(?)
2016年6月27日(月)
岐阜県羽島郡笠松町の水田
世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふへ持ち込まれる
虹色素胞過剰のため皮膚が黄色に見える
以前のヌマガエルのケースに似ている
変態を完了しない可能性あり


アマガエル
2016年4月23日(土)
岡山県加賀郡吉備中央町
植松蒼(倉敷自然史博物館友の会会員)さんが発見、撮影
上半身だけがブルー


ツチガエル
2016年6月
石川県珠洲市
石川県ふれあい昆虫館の吉田航氏が発見
写真は同館の渡部晃平氏が提供
目および皮膚にわずかなメラニンが見られる
ツチガエルの越冬幼生(同館で展示、アカメちゃん)


ヒキガエル
2016年5月14日(土)
東京都
柴田絵里氏が記録
再び、透明なヒキガエルの幼生
四肢が白い(前肢も透けて見える)
眼は正常
ほぼ完全なシースルー


ヒキガエル
2016年2月16日(火)
東京都
上田眞史氏が発見・飼育
透明なヒキガエルの幼生
中には白い個体も見られる
皮膚の透明化は虹色素欠損が原因
メラニンも形成されていない


ツチガエル
2007-2016年
倉敷市
小橋理絵子さんの記録
片目個体が頻出/まだら模様は2015,2016年
まだらに関しては虹色素の劣化
片目の連続出現は珍しい
発生過程で刺激が加わると飼育下でも片目は生じる


クロサンショウウオ
2015年6月29日(月)
福井県嶺北の山中で、
川内 一憲さんが雄1個体を発見
眼が黒く、皮膚が白い
非常に珍しい
1999年、松本市で見つかったトノサマの色変わりに似る

アマガエル
2015年7月10日
新潟県十日町市松之山にて
清水 瑛人さん(新潟大学自然科学研究科)が発見
透明感のあるまだら模様の皮膚

虹色素の部分欠損か

トウキョウダルマガエル
2015年7月23日
茨城県石岡市の水田にて
島軒英二さんが発見
アルビノ

メラニンが少し見られる

アマガエル
2015年7月中旬
浜松市東区の水辺にて
浜松水辺を愛する会の松浦修一さんが発見
虹色色素の欠損

十湖池ビオトープで開催のイベントで展示

モリアオガエル
2015年7月
島根県安来市にて
本多広美さんが1卵塊から30匹を発見
白化オタマジャクシ、皮膚には黄色、虹色、黒色色素が見られない

初めてのケース
変態後、どのような色彩になるのだろうか
紫色か、あるいは白色かピンクか

シュレーゲルアオガエル
2015年5月8日(金)
奈良県大柳生 柳生小学校にて
新谷悠斗くん(11)が発見
黄色素欠損と予想される

アマガエル
2014年9月20日(土)
新潟県阿賀野市七島にて
阿部仁俊さんが発見
皮膚は白色、目は正常

シュレーゲルアオガエル
2014年6月10日(火)
高知県吾川郡いの町にて
高野博夫さんが発見
わんぱーくこうちアニマルランドで展示

アマガエル
2014年9月1日(月)
北海道北斗市にて
佐藤 慎衣門さんが自宅玄関で発見

アマガエル
2014年8月31日(日)
鳥取県倉吉市にて
石田 皇翔(いしだ こと)ちゃんが畑のレモンの木の上で発見
写真:石田 太一さん撮影

シュレーゲルアオガエル
2014年8月4日(月)
東邦大学の玉城さと美さんから連絡
2011年に学生さんが実習で発見、その後玉城さんが飼育

ブルーのシュレーゲルは初めて拝見する
しかも、かなり青みが強い
アオガエルは黄色細胞に加え
虹色細胞にも黄色のカロチノイドが含まれる
そのため、黄色素欠損による完全なブルーの表現はむずかしいと予想される

アマガエル
2014年7月8日(火)
鳥取市尚徳町の噴水池にて
田村昌樹さんが15匹を発見
メラニン欠損の完全アルビノ

モリアオガエル
2014年6月12日(木)
島根県安来市荒島町にて
本多広美さんが1卵塊から15匹を発見
昨年に続き同所で二度目
メラニン欠損の完全アルビノ

アオガエルの場合
変態後2−3ヶ月して紫色細胞が分化し
黒色細胞の代役を果たすため
アルビノの背中では緑色が復活する

トウキョウダルマガエル
2014年6月22日(日)
千葉県大網白里市にて
河野愛海ちゃんが3匹発見
メラニン欠損の完全アルビノ

トノサマガエル
2014年5月25日(日)
熊本県にて
松見喜久雄さんが今年も発見、十数匹採取
メラニン欠損の完全アルビノ

モリアオガエル
2014年5月8日(木)
新潟県十日町市
星野さん、今年も発見
紫色素欠損

トノサマガエル
2013年10月27日(日)
福井県あわら市
川内一憲さんが水田で発見
青いトノサマガエル
同時に青いアマガエルも発見
環境の影響ありか?
近年、福井県、石川県で続出している

ウシガエル
2013年9月23日(月)
新潟市
岩野祐輔さんとお子さんの凜汰朗くんと太靖くんが発見
皮膚は白いが眼は幾分黒い
さらに、手足がまっ黄色
1994年栃木県益子町で林光武さんの発見と酷似
極めて珍しい
外来種のため、まもなく放流。

ヌマガエル
2013年8月30日
姫路市
地元の方が発見し、姫路水族館へ持ち込む
メラニンを少し含むアルビノ
(写真:竹田正義氏)

トノサマガエル
2013年7月29日
兵庫県佐用郡佐用町
金田春平さんが発見
完全アルビノ
県内では2004年(土井氏)発見以来
(写真:竹田正義氏)

アマガエル
2013年7月15,17,18日
倉敷市
大月昌美さんが自宅玄関付近にて三匹発見
現在、、息子さんと飼育中
シースルーの黄色
天然の透明ガエル
黒色素が凝集し、虹色素が欠損

トノサマガエル
2013年7月22日(月)
熊本県にて
松見喜久雄さんが多数(100以上)発見
メラニン欠損の完全アルビノ
トノサマガエルが激減する熊本では貴重な発見

トウキョウダルマガエル
2013年7月21-22日(日ー月)
福島県郡山市にて 大越架琉(6歳)くんが発見
お父さんが撮影
メラニン、虹色素欠損
黄色素も欠損の可能性あり
珍しいケース

モリアオガエル
2013年6月8日(土 )
新潟県十日町市にて 星野さんが発見、撮影
紫色素欠損
メラニン欠損のアルビノとは異なる
昨年は同所で紫色のモリアオが発見されている

モリアオガエル
7月現在、札幌市豊平川さけ科学館で複数匹飼育
2011年6月12日、青森市内の水田で櫻庭拓氏が採集
黄色素部分欠損の青いモリアオ
多夫一妻の一腹から同時出現したことから、優性遺伝の可能性あり
これまで発見例なし 初の事例

アマガエル
2013年6月18日(火)夕方
徳島県阿南市にて 八子(やこ)さん親子が発見、撮影
お子さん:
遥斗(はると)ちゃん、泉希(いずき)ちゃん、陽太(ようた)ちゃん
野菜畑、タイガーメロンの苗の上。
黄色色素一部欠損の青いアマガエル

アマガエル
2013年5月6日(月)
福島県郡山市にて 高橋淳さんが発見、撮影
黄色色素欠損の青いアマガエル
放射線量:1.08マイクロシーベルト/時

シュレーゲルアオガエル
2013年3月
茨城県龍ヶ崎市にて
宮園順子さんが発見、撮影
虹色素欠損。アオガエルでは珍しい


アマガエルとトノサマガエル
2012年7月20、21、28日、10月1日、6月27日,
富山県、高岡市、新川郡入善町、富山市、上市町、
下新川郡朝日町で発見
魚津水族館へ持ち込み、展示
色変わりのオンパレード
(写真撮影: 魚津水族館・草間 啓さん)

トノサマガエル
2012年7月10日(火)
鳥取県西伯郡南部町 自宅の水田にて
野口幹也さんが幼生7匹を発見
アルビノ
ただし、眼に若干のメラニンが存在
(写真撮影: 野口幹也さん)

アマガエル
2012年7月16日(月)
山形市蔵王半郷 畑の脇の用水路にて
高橋 徹さんが3匹を発見
虹色素異常(黒色個体)と黄色素異常(青色個体)
ただし、前者の眼の光彩における虹色素は正常
青色の複数発見は珍しい
(写真撮影: 高橋 徹 氏)

ヌマガエル
2012年6月14日(木)
安佐北区安佐町飯室 水田にて 坂本正行さんが発見
メラニン欠損のアルビノ
ただし、眼には多少のメラニンが認められる
 広島市立飯室小学校にて生徒さん達が5匹飼育中
 広島県では初めてのケース (写真撮影: 中川美沙 先生)

ツチガエル
2012年6月1日(金)
広島県三次市にて 末岡浩三さんが発見
胴部と四肢の付け根部分のメラニン色素が欠損
1994年栃木県益子町で似たタイプのウシガエルを
林 光武氏が発見、報告している
(写真撮影: 三浦)
モリアオガエル
2012年6月7日(木)
新潟県十日町市にて南雲敏夫さんが発見
紫色細胞の紫色が全面に表れている
黒いモリアオ(下記)の明色型と予想される
(写真撮影:南雲敏夫さん)

モリアオガエル
2012年5月27日(日)
福井県敦賀市
川内 一憲さんと藤井豊さんが発見
黒色の原因は不明
モリアオの背側では黒色細胞に代わって紫色細胞が配置する
それゆえ、メラノイドならぬ、ビオレオノイドと呼ぶべきか
眼の光彩にある虹色細胞は正常のため
虹色色素欠損の黒色化とは明らかに異なる
初のケース
(写真撮影: 川内 一憲さん)
シュレーゲルアオガエル
2012年5月18日(金)
津山市岡山県
美作大生活科学部 赤田みゆきさんが発見
紫色細胞の色素の欠損
(写真撮影: 赤田みゆきさん)
アマガエル
2012年5月26日(土)
埼玉県さいたま市桜区桜田
川崎和好さんが発見
虹色色素の欠損
緑色は正常部分
(写真撮影: 川崎和好さん)
イシカワガエル
2011年11月27日(日)
沖縄県
藤田宏之さん、日野綾子さんが発見
青いイシカワ
(写真撮影: 川の博物館 藤田宏之さん)
ツチガエル
2011年11月21日(月)
滋賀県甲賀市
池村善雄さん発見
メラニンがわずかに残るアルビノ
メダカ飼育水槽で冬眠中のオタマジャクシ
(写真撮影: 百崎孝男さん)
アマガエル
2011年10月21日(金)
青森市
小澤恒司さん発見(写真撮影)
青いアマガエル

トノサマガエル
2011年10月16日(日)
福井県で発見
川内一憲さん研究・対応
数多くの青いトノサマガエル幼蛙
遺伝子異常の可能性がある
極めて珍しい発見例

トノサマガエル
2011年10月10日(月)
福井県で発見
川内一憲さん研究・対応
トノサマガエルのアルビノ幼蛙
メラニンの蓄積が多く、眼の色彩はほぼ正常
広島県で34年前に発見んされたTyタイプに似る
成体になると正常色に近づくと予想される

トノサマガエル
2011年9月24日、10月11日、9日
石川県輪島市、加賀市、福井県美浜町
福井県両生類爬虫類研究会
川内一憲さんと藤井豊さんが合計10個体以上発見
青いトノサマガエル
越前松島水族館にて展示中

ヌマガエル
2011年9月7日(日)
兵庫県揖保郡太子町
地域の方が発見
虹色色素の部分欠損
(写真撮影: 姫路市立水族館 竹田正義さん)
アマガエル
2011年8月
北海道旭川市
酪農学園大学・大学院・榊原和磨さん発見(写真撮影)
幼少期から無類のアマガエル好き
パターンレス:鼻筋から目、耳にかけての帯が消失

シュレーゲルアオガエル
2011年7月22日(金)
長野県北安曇郡白馬村
埼玉県立川の博物館 藤田宏之さん発見(写真撮影)
上陸して間もない黄色いシュレ

アマガエル
2011年7月
北海道旭川市
同上
黒いアマガエル:虹色素異常

ヌマガエル
2011年7月9日(土)
大分県由布市
冨高弘美さん幼生17匹を発見
メラニン色素が少し存在するアルビノ
ヌマガエルとしては初めてのタイプ
写真:古川剛光 氏

トウキョウダルマガエル
2011年6月30日(木)
埼玉県入間郡越生町
埼玉県立川の博物館 藤田宏之さん発見(写真撮影)
虹色素異常の黒眼個体

アマガエル
2011年6月8日
福井県大野市
三島美咲(5才)ちゃん発見
アルビノ
他にも、福井市、越前市にて22、27日、7月1日に発見
写真:越前松島水族館 百崎孝男氏

アマガエル
2011年6月9日
福井県越前市
宗近添代さんが発見
青いアマガエル

カスミサンショウウオ
2011年3月25日(金)
神戸市
清水薫 先生(関西大学第一高等学校)が発見
黄金色で外鰓が残る
変態遅延と色彩異常が連関している
有尾類ではとても珍しい

アマガエル
2010年10月10日
福井県越前市
宗近添代さんが発見、採集
10月17日にも別個体発見 メラニンが少し存在するアルビノ
越前松島水族館にて展示中

アマガエル
2010年5月15日
福井県若狭町
岡本智さんが発見、採集
黒色眼突然変異
虹色素の異常
越前松島水族館にて展示中

カスミサンショウウオ
2010年2月14日
広島県福山市にて
中学教諭 鶏内博之 先生
真っ白な卵嚢を発見
手前が白い胚、後ろが正常胚

トノサマガエル
2009年 8月
広島県大野町にて
広島国泰寺高校2年の日比正人 君
幼生ニ匹を発見

写真は11月29日現在
黒い色素が若干見られるアルビノ


トウキョウダルマガエル
2009年 7月8日(火)
埼玉県比企郡嵐山町にて
埼玉県立 川の博物館
石井克彦氏、藤田宏之氏が2008年6月30日1匹の幼生を発見
一年飼育個体
典型的なアルビノ
(写真提供:藤田宏之 氏)


アマガエル
2009年 7月1日-8日にかけて
埼玉県比企郡小川町にて
埼玉県立 川の博物館
初雁稔氏、石井克彦氏が13匹の幼生を発見

写真は8月9日現在のもの
黒い色素が若干見られるアルビノ
(写真提供:藤田宏之 氏)


ヌマガエル
2009年 6月25日(木)
岐阜県羽島郡笠松町にて
世界淡水魚園水族館「アクト・トトぎふ」の
職員が発見

全身が虹色細胞で占められ白く見える
数十匹が同時に発見されており、
同腹の兄弟姉妹と予想される
遺伝子突然変異の可能性が高い
(写真提供:田上正隆 氏)


アマガエル
2009年 6月24日(水)
岐阜県美濃市下河和にて
石原正雄さん発見

典型的なアマガエルのアルビノ
(写真提供:岐阜新聞社)


モリアオガエル
2009年 6月5日(金)
兵庫県新温泉町浜坂にて
乙野未来也くん、梶原悠くん、株本剛希くん
(浜坂北小、3年)が発見
紫色細胞の色素欠損が原因
鳥取県立博物館で観察中

アオガエルでは黒色細胞の役割を紫色細胞が担っている
それゆえ、黒色色素(メラニン)が欠損したアルビノの場合
皮膚の色は正常な緑色となる
紫色細胞に関する研究は皆無に近く、
科学的にも貴重なカエルである
(写真提供:鳥取県立博物館・一澤圭 氏)

ヒキガエル
2009年 5月11日(月)
東京都内にて
黄金のオタマジャクシ(右):
変態期が近づくと出現する

虹色細胞の数が極めて多いため
黄金色を呈する
変態するが尾を残したまま死亡する

カエルになりきれないカエル

ヤマアカガエル
2009年 5月9日(土)
長野県伊那市にて
丸野内淳介さん発見
部分的な虹色色素の形成不全:
(写真提供:丸野内淳介氏)

ダルマガエル
2008年 11月2日(水)
岐阜県梅津市にて
岐阜高校の高木雅紀先生と生徒さんが発見
部分的な虹色色素の形成不全(左):
ダルマガエルでの発見は珍しい

岐阜新聞(4月30日2009年)に掲載
(写真提供:岐阜新聞社)

アマガエル
2008年 8月6日(水)
栃木県鹿沼市にて
嶋田雄一さん発見
黒眼色彩変異:
虹色色素異常だが、正常色復活のスポットが見られる
嶋田さん飼育後、スポットが拡大
(写真提供:嶋田雄一氏)

トノサマガエル
2008年 6月
相生市矢野町
北川和豊さん発見
背中が青いトノサマガエル
黄色色素の欠損と予想される
トノサマガエルでの発見は珍しい
(写真提供:姫路市在住 小林宏之 氏)

ニホンアカガエル
2008年 4月9日(水)
茨城県つくば市(3月19日と同じ場所)
黄白卵に、ごくわずか黒卵や灰色卵が混じって見られる
発生が進んだ黄白胚と黒色および灰色胚(下図)
(写真提供:森 淳 氏)


ニホンアカガエル
2008年 3月19日(水)
茨城県つくば市
黄白色胚(手前)
発見:農村工学研究所生態工学研究室
おそらく雌親がアルビノ、雄親は野生型
全胚が劣性原因遺伝子のヘテロであり、表現型は野生型となる
(写真提供:森 淳 氏)

アマガエル
2007年 6月−8月にかけて
青いアマガエル(左側:黄色素の形成異常)
愛知県豊橋市 南綾中学校の野ヶ山康弘先生が
同じ場所で4匹発見
複数同時発見は極めて珍しい
従来の青いアマガエルの形質は遺伝しないとされるが、
今回のケースは遺伝性の可能性がある
(写真提供:野ヶ山康弘先生)

ツチガエル
2007年 9月6日(木)
鳥取県鳥取市用瀬町鷹狩の水田
メラニン色素を欠く完全アルビノ

2000年広島県三良坂町で発見されたものと同じタイプ
鳥取博物館にて展示
(写真提供:鳥取博物館 一澤圭さん)

ツチガエル
2005年 6月15日(土)
岩国市黒磯町の松本正雄さん発見
自宅庭の金魚水槽にて1匹メス採集

若干のメラニン色素が存在する
新規の突然変異体
(写真提供:今井健太さん)

アマガエル
2004年 9月11日(土)
福井県鯖江市 西山動物園の金田俊晃さん発見
鯖江市の水田にて2匹採集(左の2匹)

皮膚の虹色細胞の欠損
眼の虹彩がなく、お腹はスケスケで内臓が見える

広島県では似たタイプが1980年に発見されている
アマガエル
同様の黒色眼突然変異体

2005年 9月30日(土)
Kerog. P. Suzukiさん発見
東京都府中市にて
写真ご本人が作成(携帯用にアレンジ)


トノサマガエル
2004年 6月3日(木)
名古屋市 東山動植物園  藤谷武史さん提供
岐阜県の水田にて

皮膚の黒色細胞と虹色細胞の数が少ない
目が極端に小さい
カエルの自然色彩変異としては初めてのタイプ

藤谷さんが研究開始

アマガエル
2003年 6月8日(日)
広島県三次市十日市
河野隼太(7歳)くん発見
広島市安佐北区白木町の水田にて

黒い色素が 皮膚では欠損しているが眼には若干存在する
1974年山口市近郊で見つかった例に似る
写真:河野隼太くん撮影

ニホンヒキガエル
2003年3月25日(火)
姫路水族館 湯浅義明さん
兵庫県神崎郡香寺町で発見

メラニンを欠く黄白色卵(図の右側;左側は正常卵)。
一腹の卵塊に灰色や黒っぽい卵も一部混在。
卵の色変わりは非常に稀。

写真:湯浅義明氏撮影




ヌマガエル
2002年7月6日(土)
福岡県行橋市稲童2369  山本萬次さん
自宅前の水田で発見

メラニンを欠くアルビノー俗称"マンジガエル"
(ご本人命名)
ヌマガエルのアルビノは発見例が極めて少ない

写真:毎日新聞7月6日2002掲載
   (記者 松尾雅也・田鍋公也氏提供)

ツチガエル
2000年10月20日(金)
広島県三良坂町田利地区 竹保義治さん
金魚養殖用の池で幼生を発見

メラニンを欠くアルビノ

テレビ4度出演の強者



トノサマガエル
2000年8月9日(水)
三原市 植木博秀さんより連絡
採集場所は非公開

左半分が正常、右半分がアルビノのキメラ
俗称”センターマン”
フライデー記者、大江正治さん命名

トノサマガエル
2000年5月28日(日)
東広島市八本松東 三浦郁夫
自宅前の水田で採集

虹色細胞内の色素を完全に欠く
お腹が透けている
虹彩の区別がない

ヌマガエル
1999年 6月25日
高知県土佐山田町 原純夫さんの水田
高知新聞 大石博章さんからの連絡

黒色と黄色細胞で色素形成不全
虹色細胞が凝集
成長の過程で部域的に色素の形成復活

アマガエル
1999年 6月7日
東広島市西条町 算三男さんの庭
1999年 6月12日
山口県鹿野町 田中徳重さんの畑

黄色細胞の色素形成不全

アマガエル
2002年 6月4日
広島市佐伯区五日市町石内4108
梶川美恵子さん発見
自宅前の水田

1999年 5月31日
東広島市八本松町飯田
脇山初江さん発見
山口智 さん所有の水田

5月28日
広島県賀茂郡黒瀬町
濱長真由美さんの娘さん発見
両生類大好き親子

メラニンを欠くアルビノ

トノサマガエル
1999年5月19日
長野県松本市 中平晃さん

眼の色彩と卵の色は正常
皮膚の黒色素細胞の数が少なく
逆に黄色素細胞の数が多い

アカハライモリ
1997年10月2日
広島県高田郡美土里町 上進三さんの裏庭

赤腹の赤色細胞が背側に進入
アカハラならぬゼンブアカイモリ

丸野内淳介さんが四国で別個体を採集。
その子孫を麻布大学の松井久実先生が細胞学、
遺伝学的に研究中

シュレーゲルアオガエル
1997年6月
東広島市八本松で発見
メラニンの形成不全
アオガエルは新規の紫色素がメラニンの代わり
をしているため、皮膚の色が正常と変わらない
瞳は赤

以上のように、多くの方々のご協力により、非常に貴重な色変わりを入手でき、私達の研究活動に利用させて頂いております。ありがとうございます。今後も両生類の色変わりに関する情報がございましたら、三浦まで ご連絡頂きますようよろしくお願い致します。