教員

荻野 肇 教授 / 理学博士

Hajime Ogino


 京都大学大学院理学研究科博士後期課程退学。博士(理学)京都大学。奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科助手、米国バージニア大学生物学部リサーチサイエンティスト、奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科特任准教授、同研究チーム長、長浜バイオ大学バイオサイエンス学部教授を経て、2017年より現職。
 専門は発生生物学、ゲノム進化学。ネッタイツメガエルとアフリカツメガエルを用いて、転写制御・エピジェネティクスの側面から、発生や再生、進化の分子機構にアプローチしています。また、ナショナルバイオリソースプロジェクト「ネッタイツメガエル」の代表を務めています。趣味はサカナ釣り。

井川 武 准教授 / 博士(理学)

Takeshi Igawa


 広島大学大学院理学研究科博士課程修了、博士(理学)。総合研究大学院大学葉山高等研究センター・上級研究員、広島大学大学院理学研究科附属両生類研究施設、同大国際協力研究科、両生類研究センター・助教を経て2022年より現職。
 少年時代の自分とは何かという疑問から、そのまま生物進化に関わる研究を続けています。両生類の系統進化から、分子進化、集団遺伝へと徐々にミクロな現象に研究テーマをシフトさせつつ、その都度、新たな視点を得てきました。有用な研究リソースであるツメガエル類から、温泉に棲む一風変わったカエルまで、多様な両生類を分野横断的に研究することで生命現象と生物進化に関わる新しい発見を目指します。趣味はスポーツ(サッカー、ランニング、自転車)。

鈴木 誠 助教 / 博士(生命科学)

Makoto Suzuki


 2002年に東北大学理学部生物学科を卒業後、同大学院生命科学研究科に進学し、2007年に両生類の四肢再生初期過程の分子メカニズムに関する研究で博士号(生命科学)を取得。その後、日本学術振興会特別研究員(PD)として基礎生物学研究所・形態形成研究部門に移り、2008年に同助教。プリンストン大学分子生物学科客員研究員を経て、2019年に広島大学両生類研究センターに着任しました。同大学院統合生命科学研究科の生命医科学プログラムにも所属しています。両生類とくにアフリカツメガエルを用いた発生生物学を基盤としつつ、細胞生物学、先端ライブイメージング、数理・物理学的手法を取り入れることで、神経管をはじめとする上皮性器官の形成機構とその破綻により発症するヒト先天異常に関する研究を進めてきました。今後は広島大学が有する充実したネッタイツメガエルのリソースとゲノム編集技術を積極的に活用することで、ゲノムレベルでのヒト疾患モデリングにも取り組んでいきます。趣味は登山とトレイルランニング。

職員

職名氏名Namee-mail外部リンク
博士研究員林 舜Shun Hayashishunhayashi@
技術員木 菜花Nanoka Suzukinanokas@

学生

学年氏名Nameテーマ
博士課程後期2年
(統合生命科学研究科・生命医科学P)
吉田 真菜Mana Yoshidaエピジェネティック制御を介した炎症シグナルによる再生プログラムの活性化機構
博士課程後期1年
(統合生命科学研究科・生命医科学P)
浅枝 優花Yuuka Asaedaリュウキュウカジカガエルの環境適応に関わる遺伝的変異の探索
博士課程前期2年
(統合生命科学研究科・生命医科学P)
荻野 ひなよHinayo Oginoリュウキュウカジカガエル・カジカガエルの初代培養細胞の確立
博士課程前期2年
(統合生命科学研究科・生命医科学P)
國重 成恵Narue Kunishigeアフリカツメガエルにおける疾患関連変異のゲノムワイドな同定
博士課程前期1年
(統合生命科学研究科・生命医科学P)
木根森 一仁Kazuhito Kinemori脊椎動物の双眼形成における眼形成遺伝子raxの発現制御メカニズムの解明
博士課程前期1年
(統合生命科学研究科・生命医科学P)
島本 百香Momoka Shimamotoネッタイツメガエル近交系における表現型多型の遺伝的基盤の解明
博士課程前期1年
(統合生命科学研究科・基礎生物P)
原田 一平Ippei Harada日本産無尾両生類における幼生の温度嗜好性と行動様式の比較研究
理学部生物科学科4年井上 誓Sei Inoue
理学部生物科学科4年清川 実咲Misaki Kiyokawa
理学部生物科学科4年黒川 晃宏Akihito Sugimoto
理学部生物科学科4年鈴木 崇生Takao Suzuki
理学部生物科学科4年中崎 真利Mari Nakasaki
理学部生物科学科3年大橋 こころKokoro Ohashi
理学部生物科学科3年前田 晃輔Kosuke Maeda
理学部生物科学科3年山本 綾乃Ayano Yamamoto
*P = プログラム

卒業生

在籍時期課程氏名Name進路
2021.10 – 2024.10博士課程後期バグス プリアンボドBagus Priambodo大学教員 (State University of Malang, Indonesia)
2020.10 – 2024.3学部・博士課程前期加藤 陽菜子Hinako Kato一般企業
2020.10 – 2023.10博士課程後期ヌスラット ホサインNusrat Hossain大学教員 (North South University, Bangladesh)
2021.4 – 2023.3博士課程前期白神 賢人Kento Shiraga一般企業
2019.10 – 2023.3学部・博士課程前期坂口 裕介Yusuke Sakaguchi一般企業
2020.10 – 2022.9博士課程前期欧 語詩Yushi Ou一般企業
2017.4 – 2022.3博士課程前期・後期田内 幹大Mikio Tanouchi一般企業・研究員
2019.10 – 2021.3学部川崎 詩織Shiori Kawasaki高校教諭
2018.4 – 2020.3博士課程前期石井 理央奈Riona Ishii一般企業
2018.10 – 2020.3学部松本 洸哉Koya Matsumoto一般企業
2017.10 – 2019.3学部高野 友篤Tomoatsu Takano京都大学大学院
2017.4 – 2019.3博士課程前期岩田 唯Yui Iwata一般企業